スタンフォード式 最高の睡眠が教えてくれた「始めよければ終わりよし」という新しい世界

睡眠コンサルタントのホソイです。

「終わりよければすべてよし」ということわざがありますが、「始めよければ終わりよし」ということわざもあるのをご存じでしょうか?

終わりよければすべてよし
物事は最終の結末がもっとも大事であり、途中の過程は問題にならないということ
始めよければ終わりよし
始めが大事で、始めがうまくいけば順調に進み、最後によい結果が得られる。だから最初は慎重でなければならないということ

ちなみにあなたが馴染みのある、もしくは使ったことのあるのはどちらのことわざでしょうか?

おそらくほとんどの人が「終わりよければすべてよし」だと思います。

例えば、

いろいろ失敗や苦労はあったけど“終わりよければすべてよし”だ。よくやった!

だったり

今は結果が出なくて辛いと思うけど、“終わりよければすべてよし”だよ。だから最後まで諦めずに頑張ろう!

のように結果オーライ的な言い回しで使うことが多いのではないでしょうか?

では、「始めよければ終わりよし」を使うとしたらどんなときでしょうか?
これが意外と思いつかないんですよね。

もちろん「始めが大事」なものはたくさんあります。
社会人なら相手に与える第一印象やプレゼンテーション、会議やセミナーの進行なんかも始めってとっても大切ですよね。

ただ、「始めさえ上手くいけば最後まで必ず上手くいくもの」となると思いつかないんです。

あなたは何か思いついたものがあるでしょうか?

そして“睡眠”がまさに「始めさえ上手くいけば最後まで必ず上手くいくもの」だったことを、「スタンフォード式 最高の睡眠」を読んで知りました。

“「最初の90分」さえ質が良ければ、残りの睡眠も比例して良質になる”

これがこの本の主張のエッセンスです。

そして根拠の乏しい単なる主張だけなら一蹴モノですが、この筆者の場合はレベルが違います。

なぜなら「世界一の睡眠研究所」と言われるスタンフォード大学で睡眠生体リズム研究所(SCNラボ)の所長を勤める現役の教授であり、医師、医学博士でもある権威の塊のような人だからです。

私も本を読んで初めて知ったのですが、ハーバード大学やウィスコンシン大学、ピッツバーグ大学などの睡眠研究も素晴らしいものの、現在世界で活躍する睡眠研究者のほとんどは、短期でも長期でもスタンフォードに籍を置いた経験があるんだそうです。

「世界の睡眠研究は、スタンフォードから始まった」
こう述べても、決して過言ではない。

(西野 精治『スタンフォード式 最高の睡眠』)

世界初の本格的な睡眠研究機関「スタンフォード睡眠研究所」が設立されたのが1963年だそうなので、50年以上かけて研究に研究を重ねて得たデータや知見をたった1,000円ちょっとで得ることができるなんて驚きとしか言いようがありません。
「本当に良い時代になったなぁ」と実感します。

睡眠に関する本は多々ありますが、正直これ一冊で十分なんじゃないかと思うほどの内容になっています。

そして、それだけ歴史と実績を持つスタンフォード大学で睡眠を研究し続けている著者がこう言うのです。

どんなに忙しくて時間がなくても、「最初の90分」をしっかり深く眠ることができれば、最高の睡眠がとれるといっていい。

(西野 精治『スタンフォード式 最高の睡眠』)

この主張をさまざまなデータを提示しながら“エビデンスベース”で解説していくのがこの本です。

カギとなる数字は「2」

「最高の90分」を作るために私が読み取ったカギとなる数字は「2」でした。

なぜなら本の中で「2」が関連する知見がたくさん出てくるからです。
※もちろんこれ以外の知見もたくさんあります

以下にその一部をまとめてみました。

  • 睡眠(寝ている時間)と覚醒(起きている時間)は2つで1つ
  • スムーズな入眠は皮膚温度と深部体温の差を2℃以下にするのがカギ
  • 寝つきが良い人と悪い人の差は、わずか2
  • 就寝する時間の直前から2時間前あたりまでがもっとも眠りにくい
  • 朝型は20分前後で「ノンレム→レム」の切り替えがおこなわれている
  • だからアラームは「2つの時間」でセットする
  • メラトニンのサプリはアメリカで約200億円もの市場である
  • 「1時間以上昼寝する」人はアルツハイマー病の発症率が2倍も高い
  • 人生の3分の1を変えれば、 残りの3分の2も動き出す

特にアラームを20分間隔でセットする方法はとても勉強になりました。

この知識はまったく知りませんでしたが、偶然にも私は20分間隔で2つのアラームをセットしています。
ただ、アラームの音量は同一なので、本で書かれていた「1回目のアラームは「ごく微音で、短く」セットするはできていませんでした。

これだとノンレム睡眠だった場合に無理やり起きてしまうことになるので、覚醒(起きている時間)の質が下がってしまい、その影響で睡眠の質も下がってしまいかねません。

なので、そこからは他のアラームアプリを活用して最初のアラームを微音で設定するようにしています。
今のところどちらかのアラームでスッキリ起きれているので、さすがスタンフォード式だと感じました。

アメリカで200億円市場のメラトニンサプリで睡眠の質は上がるのか?

先ほどメラトニンのサプリはアメリカで約200億円もの市場であるということを紹介しましたが、本当にメラトニンサプリで睡眠の質は上がるのでしょうか?

この辺りも書籍にしっかり書かれていたので、詳しいことは「メラトニンサプリで最高の睡眠を手に入れることはできるのか?」にまとめています。

また、メラトニンを生成するための「トリプトファン」のサプリメントの選び方については「トリプトファンの含有量が「少ない」サプリメントランキングTOP5」を参考にしていただければと思います。

まとめ

冒頭にも書きましたが、世界一の睡眠研究所であるスタンフォード大学が50年以上かけて研究に研究を重ねて得たデータや知見をたった1,000円ちょっとで得ることができるなんて本当に驚きです。

私は睡眠コンサルタントの資格取得時に睡眠に関する基礎知識を学んだのですぐに読めましたが、全体的に難しい内容を分かりやすい言葉で解説してくれているので、基礎知識がない方でも十分に読めるようになっています。
この辺りの「伝える力」もとても勉強になりました。

睡眠の質の向上はビジネスパーソンにとって「仕事の一部」と言えるほど重要なスキルです。
近年では睡眠に関する注目も高まっていることもあり、今後さらにこの傾向は強まるでしょう。

あなたも「最高の90分」を実現して、「始めよければ終わりよし」なライフスタイルをぜひ手に入れてください。

この情報が役立ちそうな人がいれば教えてあげよう!

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