私は先日、スマホで手軽に勉強できて資格取得ができる「formie(フォーミー)」で睡眠コンサルタントの資格を取りました。
睡眠コンサルタントはあくまでも民間資格なので、これで転職できたり起業できたりする訳ではないですが、「睡眠から健康に」という視点から情報発信できるようになったのは今後のサイト運営にもプラスだと思っています。
さて、そんなformieですが「スマホだけで勉強できる」という手軽さから、すでに5,000件以上の申込実績があるようです。
スマホを使ってスキマ時間に勉強する流れは今後さらに進むはずなので、これからもっと人気が出そうですね。
実際に私もformieを利用してみて、「スマホだけで勉強できるって今の時代に合っていて良いなぁ」と感じたひとりです。
ところが手軽だからこそ、ちゃんとした勉強手順や道のりを事前に分かっておかなければ、何かの壁にぶつかったときに「大変だからやめようかな……」と道半ばで諦めてしまうこともあり得るかなと感じました。
資格取得の難易度は高くないとはいえ、費用は3万円前後ですからね。
途中で挫折してしまうにはもったいない金額です。
そこで、「本業をしながら主に電車の移動時間にスマホだけを使って1ヶ月弱で睡眠コンサルタントの資格を取得した私の経験」から、formieでの勉強を効率的に進めるための7つのステップと、事前に知っておきたい2つのことをお伝えしたいと思います。
また、資格取得と言っても国家資格のような難しい資格を取るわけではないので、基本的にやさしい話ばかりですのでご安心ください。
勉強を効率的に進めるための7つのステップ
Step1. 一番大切なのはゴール設定!
これは資格だけに限らず、仕事でも何でも同じことが言えますが、最初にゴールを設定することはとても大切です。
資格を自分の目標通りに取れるかどうかは勉強を始める前に決まっていると言っても過言ではありません。
ありきたりな例えですが、ゴールのないマラソンを走り続けられないのと一緒ですね。
しかし、逆にゴールさえ決めてしまえば、すべてがスムーズに進むとも言い換えることができます。
勉強をしていけばもちろん壁にもぶつかりますし、友だちからの遊びの誘いなど誘惑もたくさん出てきます。
しかし、ゴールさえハッキリ見えていれば「自分は今何をすべきなのか?」が分かるので誘惑に負けなくてすむのです。
ただ、「ゴールを設定する」と聞くとどうしても難しく考えてしまう人がいますが、実際には以下の2つのことだけ決めればOKなので参考にしてみてください。
- 「何のために資格を取るのか?」を具体的な言葉にする
- 「いつまでに資格を取るのか?」を具体的な数字にする
たったこれだけです。
意外と多いのが2の期限だけを決める人です。
期限はもちろん大切なのですが、期限だけをゴールにすると例えばちょっと仕事が遅くなって勉強ができない日があると「勉強しようと思ってたのにできなかった。先週もできなかったし、どんどん遅れてる……」と、焦りばかりが出てしまいます。
しかし、本当に重要なのは「いつまでに資格を取るか」ではなく、「取った資格を活用してどんな自分になれるか」のはずですよね。
だからこそ1の「何のために資格を取るのか?」を具体的な言葉にしてイメージしましょう。
できればその光景を思い浮かべるとワクワクしてしまうようなイメージが理想です。
ちなみに私の場合は「睡眠コンサルタントとしてサイトやメルマガで情報発信し、読者の方から感謝のメッセージが届いて喜んでいる自分」をイメージしました。
もしそこまでの理由がなかったとしても、「異性からモテたい」「好きな人をサポートしてあげたい」といったことなど、自分がワクワクできるものであれば何でもOKです。
これをセルフイメージと言うのですが、それさえ決まれば「なりたい自分 > 期限」という考え方ができるので、最悪自分の目標とする期日にゴールできなかったとしても大きく凹むことはありません。
逆にもし目標の期限を達成できなかったとしても、次のチャレンジをするときには「前回は期限の決め方が悪かったのかも……じゃあ、今回はこうしてみよう!」と失敗を学びに変えることもできるのです。
Step2. まずは全体像を把握しよう
セルフイメージと期限のゴールがしっかりできたら早速勉強に入りましょう。
ただ、いきなり教材を1から読む前にやって欲しいことがあります。
それは「全体像を把握すること」です。
ざっくりとで良いので「これからこんなことを勉強するのかぁ」ということを理解しておきましょう。
方法はカンタンで教材の目次と各章の項目を一通り見るだけです。
例えば睡眠コンサルタントであればレッスンは1〜11まであるので、まずはそれを見てみます。
そうすると「11まで行けば教材は終わりなんだな」と、ここでもゴール設定ができます。
また、個人的に興味のあるテーマも大なり小なり見つかると思います。
例えば私の場合はこんなテーマが気になりました。
- レム睡眠とノンレム睡眠
- 睡眠中の脳のはたらき
- 睡眠から覚醒へ
- 記憶と眠りの関係
- 夢の不思議
その後はさらに各レッスンの詳細を開いて各レッスンの子テーマも見ていきましょう。
例えばLesson6の「夢の不思議」であればこんな感じの内容になっています。
<Lesson6:夢の不思議>
6-1:夢の来歴
6-2:フロイトの登場
6-3:『夢判断』とその方法
6-4:フロイトのみた夢
6-5:夢研究所
6-6:なぜ人は殺人の夢を見るか?
6-7:夢のセラピー効果
6-8:夢で問題が解決する?
そうすると「殺人の夢を見る理由が分かるの!?」とか「どうやって夢で問題が解決するっていうの?」など、いろいろと興味が湧いてきます。
また、私の場合は少しだけ心理学の知識があるので「おぉ、フロイトが出てくるのか!」など、今持っている知識や経験が教材と繋がっていく感覚を掴めると思います。
ここで大切なのは「今の知識で理解できそうな項目」と「イチから覚えることになりそうな項目」を何となく把握しておくことです。
それを最初にしておけば「これから自分がぶち当たるであろう壁」を何となくイメージすることができるので、実際に壁が来ても「あっ、ここね。ちょっと気合い入れて頑張って乗り越えるか!」という気持ちに切り替えられるからです。
Step3. 教材を最後まで読んでみよう
全体像を把握したら早速教材を読んでいきましょう。
ここで大切なのは「理解できる・できないに関わらず一度最後まで読んでみる」ということです。
formieの場合は、法律や医学を勉強する訳ではないですし、教材ボリュームも知れているので、まずは通して読んでみることをオススメします。
なぜなら、教材を読み終えてみると各項目を以下の4つに分類できるからです。
- 「理解できそう」と思っていたら本当に理解できたこと
- 「理解できそう」と思っていたけど実際は理解できなかったこと
- 「理解できなさそう」と思っていたら実際は理解できたこと
- 「理解できなさそう」と思っていたけどやっぱり理解できなかったこと
※ここでの「理解」は「暗記」の意味ではありません。「書いてあることの意味が分かった」という程度でOKです。
これはStep2で「全体像の把握」をやったからこそ分かることですね。
ここで理解ができた1と3はひとまず放っておいて、理解ができなかった2と4の箇所を教材でもう一度読んでみます。
すると1回目よりは理解できることが増えるはずなので、「教材を読んでも理解できなかったこと」だけが残っていきます。
ここまで来たら、ひとまず「無理に理解しようとすること」をやめましょう。
分からないことを何度も読んで無理に理解しようとしても精神的にもしんどいですからね ^^;
Step4. 練習問題をやってみよう
続いてはformieが用意してくれている練習問題をやってみましょう。
後ほど詳しく説明するのですが、formieの練習問題は正直使いやすいとは言えません。
ただ、それを踏まえて活用すればなんてことはないので、後ほど紹介する注意点を読んでもらえればと思います。
ちなみに練習問題は「たとえ間違えても1ミリも気にしない」というマインドで取り組むのがポイントです。
何度か教材を読んだとは言え、いきなり正解できるほど十分な知識がついていないのは当たり前ですからね。
「自分の現在地を知るため」くらいに考えて、とりあえず最後まで練習問題を受けてみてください。
Step5. 理解できていない箇所を把握して潰していこう
練習問題をひと通り受けると各問題の理解度を次の5つに分類できると思います。
- 自信を持って答えることができ、正解できた
- 自信を持って答えることができたが、不正解だった
- 自信なく答えたが、正解できた
- 自信なく答えたが、やっぱり不正解だった
- 問題の意味がそもそも分からない
それが分類できたら、まず5の「問題の意味がそもそも分からないこと」のことはひとまず忘れましょう。
まずあなたが取り組むべきなのは「自信を持って答えることができたが、不正解だったこと」を「なぜ不正解だったのか?」という理由をつきとめて克服することです。
それができたら次に「自信なく答えたもの」を克服していきます。
自信なく答えて正解できたものはハッキリ言って運ですので、正しく理解できるように教材を読み直しましょう。
すると徐々に「問題の意味がそもそも分からないこと」だけが残ってきます。
Step6. 「練習問題⇔教材で調べる」を繰り返そう
ある程度教材を読んで理解が深まったら再度練習問題を受けてみましょう。
おそらくここでも「理解できていること」と「あやふやにしか理解できていないこと」が出てくると思います。
その「あやふやな箇所」を理解するためのオススメ方法を紹介しておきます。
まずはこんな感じで「練習問題」と「教材」のページを別のタブで開いておいて、練習問題を進めていきます。
そして分からない問題が出てきたときに「意味を理解できていない言葉」を教材ページ内にある検索窓で検索します。
するとその言葉を含んだ項目がヒットするので、それを読み進めていきましょう。
そうすると次第にその言葉の理解が深まってくるはずです。
それを繰り返していけば練習問題も「理解した上で正解できる状態」に持っていくことができます。
理解できることが増えると自然と最初は問題すら分からなかったことも理解できるようになってくるので、練習問題の正解率もどんどん上がってくるはずです。
Step7. 練習問題が完璧になったらいざ試験へ!
Step6を繰り返すと練習問題はほぼ完璧になると思います。
そうなれば後は試験を受けるだけ。
ほぼ間違いなく100%の正解率で合格できると思います。
何も事前準備せずにスタートするよりも、こうやって仕組み化しておけばformieレベルの資格なら移動時間や休憩時間といったスキマ時間にスマホで勉強するだけでカンタンに合格できるはずです。
私も1ヶ月弱で合格しましたが、実際の勉強はほぼ平日の通勤電車の中で1日30分前後スマホで勉強しただけです。
上手に勉強すれば普段のライフスタイルをまったく変えることなく資格取得ができるので、ぜひうまく活用してみてください。
勉強を始める前に知っておきたい2つのポイント
続いてはformieで勉強を始める前に知っておいて欲しい2つのポイントをお教えしたいと思います。
事前にこの2つを知っておけばformieでの資格取得のハードルがさらに下がると思います。
1. スマホで勉強できるのは「手軽」であって「簡単」ではない
まずひとつめは心構え的な話です。
スマホでスキマ時間を使って手軽に勉強できるのがformie(フォーミー)の最大の魅力ですが、その手軽さから「内容もカンタンなんだろう」と思ってしまいがちです。
※実際に私がそうだったんですが ^^;
もちろん難しい資格の勉強と比べれば圧倒的に難易度は低いのですが、それでも甘く見すぎていると実際に勉強をはじめてからしんどくなる人もいると思います。
当たり前と言えば当たり前のことなのですが、そこを勘違いしてしまうと勉強が続かない可能性もあるでしょう。
特にスキマ時間で勉強する場合は、ついついスマホでLINEでメッセージをしたり、SNSやニュースサイトを見たり、ゲームをしてしまったりと誘惑がたくさんあります。
そこで誘惑に負けずに勉強をするためにも、この心構えを持っていて損はないと思います。
2. 練習問題がちょっと使いにくい
これはformieに対する個人的な要望でもあるのですが、formieが用意してくれている練習問題は使いにくい点がいくつかあります。
※2017年2月時点の情報です。
これも事前に知っておいた方が勉強意欲を削がれずに済むと思うので紹介しておきたいと思います。
では、何が使いにくいかと言うと以下の3つです。
- 練習問題の終わりが分からない
- 自分の答えが正解か不正解か分かりにくい
- 不正解の問題の内容を振り返れない
これをひとつずつ説明していきますね。
例えばあなたが練習問題をはじめたとします。
そして仮に10問目くらいまで進んだものと仮定してください。
ちなみにこれが練習問題の画面なのですが、
左上のQには数字が書かれていないので「今何問目なのか?」が分かりませんし、「あと何問あるのか?」も分かりません。
要はゴールと現在地が分からないので、「これはいつ終わるんだろう?」と精神的にちょっとしんどくなります。
睡眠コンサルタントで言えば練習問題は62問あるのですが、まだ知識が浅いときは「分からないイライラ」と「ゴールが見えないイライラ」が同時に襲ってきます。
また、基本的にはスキマ時間で勉強するため、例えば電車に10分乗っている時に練習問題を始めても電車を降りるまでにすべて終えることはできません。
※最終的に慣れたらできますが。
なので、どうしても練習問題の途中でやめることが多くなってしまうのですが、時間が空いてから再開しようとするとページを再読み込みしてしまって別の問題が表示されるのでさらに「今何問目なのか?」が分からなくなってしまいます。
正直これは結構ストレスです。
続いては回答後についてですが、難しい問題ほど「う〜ん、何となくコレが正解かな?」と勘に頼って回答しがちです。
するとこんな画面になるのですが、
ここで問題が2つあります。
1つはそもそも自分の回答が「正解」なのか「不正解」なのかが表示されないので、結果が一目で分からないということです。
また、難しい問題の場合は「あれ? 他の選択肢ってどんなものがあったっけ? あれ? 自分が選んだ回答は何だったっけ? てゆーか、そもそも問題文って“正しいものを選ぶ”と“誤っているものを選ぶ”のどっちだったっけ?」と分からなくなることすらあるんです。
※私が頭が悪いというのもありますが ^^;
さらにもう一度画面を見ていただきたいのですが、答えの後ろに表示されている問題はすでに次の問題に切り替わっているため、間違えたorもう一度内容を確認したい問題を再確認することができないのです。
この感覚は一度経験してみないと分かりにくいと思うのですが、練習問題は慣れるまでそこそこストレスを感じると思います。
ただ、事前に「そういうもの」と分かっていれば話は別ですので、これから勉強を始める方はぜひ参考にしてみてください。
formieいいね! と思った2つのポイント
そして最後はformieで資格取得をしてみて「良かった」と感じた2つのことを紹介したいと思います。
1. 本当にスマホだけで勉強できる
やっぱり1番はコレですね。
よく「今の時代はスマホがあればスキマ時間を使っていつでも誰でも勉強できる」なんて言われますが、正直ピンと来ていませんでした。
でも実際に自分でやってみて本当に勉強できたので、いろんな意味で良い勉強になりました。
ただその反面、スマホで勉強できるレベルの限界を感じたのも事実です。
なぜならスマホだと勉強中にLINEやSNS、ニュースアプリの通知が来るなど、どうしても邪魔が入ることが多いからです。
この辺は誘惑との闘いになるので、やはりその誘惑に負けないだけのゴール設定が重要になってきます。
また、スマホで「読むだけ」だと教材を読んでいてもちゃんと理解できません。
紙で勉強するときは紙に直接書き込みをするなど、インプットとアウトプットを同時にすることによって理解を深めることができますが、スマホでがそれができません。
私も気になる箇所は都度コピーしてメモ帳に貼って少しでもアウトプットするようにしていましたが、しょせんはコピペです。
それを踏まえると、難易度の高いテーマの勉強には向いていないですが、formieの資格レベルであれば十分勉強できます。
そういう意味ではformieは「ちょうど良いトコロを突いてきているなぁ」と感心しますね。
2. メールサポートがある
formieは受講開始から180日の間、メールによるサポートが付いています。
なのでどうしても分からないことがある場合は気軽に問い合わせてみましょう。
私も一度、試験を受けるタイミングについて相談したところ、翌朝には丁寧なアドバイスをもらうことができました。
「1人で勉強を進めるのは不安だなぁ」と思っている人にとっては安心材料のひとつになるのではないでしょうか。
まとめ
さて、今回はスマホでスキマ時間を使って手軽に資格取得ができる「formie(フォーミー)」の効率的な勉強方法と注意点、そして実際に私が資格を取ってみて感じた良かった点をまとめて紹介しました。
文中でも書きましたが、formieの資格は基本的に「持っているだけで就職や転職、起業に役立つ」といったものではありません。
ただ、資格取得を通して得た知識は私たちの使い方ひとつで仕事やプライベートの時間をより豊かにできるものがたくさんあります。
私の場合はそれが睡眠コンサルタントでしたが、あなたにはあなたのライフスタイルを豊かにするための資格があると思います。
もちろんそれは必ずしもformieである必要性はないですが、何か資格を取ろうと思いながらも踏み出せていない人は「まずは肩慣らしにformieで資格を取ってみるか」という程度で始めて見るのも、毎日のマンネリを変える良いキッカケにもなると思います。
そして、その「挑戦した勢い」を弾みにして、さらに大きなチャレンジへとステップアップすれば次のステージでの習得の道のりも早くなるはずです。
ぜひあなたに合った資格がないか覗いてみてください。
formie(フォーミー)で取れる30種類以上の資格はこちらから
ちなみに過去の記事でも書きましたが、私が狙っている次なる資格はコーヒースペシャリストです。
これは完全に趣味の領域ですが、早く学びたくてウズウズしています(笑)
もし、あなたも今のライフスタイルに何らかの変化を起こしたいのであれば、ぜひ新しい世界を体験してみてください。
そして、formieで(それ以外でも)資格取得にチャレンジする際に、今回紹介した考え方やノウハウ、情報が少しでも役立てば嬉しいです ^^