いびきバイバイ運営者のホソイです。
この記事をお読みいただいているということは、おそらく旦那さまのいびきが原因で
- 離婚を真剣に考えている
- 離婚の文字が思い浮かんで、つい調べてしまった
のいずれかではないでしょうか?
実はそんな悩みをお持ちの方はあなた以外にもたくさんいるのです。
2011年のデータですが、こんなデータがあります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)広報委員会が行った1,000人以上のアンケートによると、夫のいびきが原因で、別室で寝るようにしたことがある妻は約半数(47%)、離婚したいと思ったことがある妻は5人に1人(19%)だったそうです。
出典:夫のいびき 妻の8割が病気と考えず SAS広報委調査 | ミクスOnline
その影響もあってか、厚生労働省の調査によれば、2015年時点で日本で1年間に離婚している夫婦は22.6万件以上もおり、日本人の離婚ペースはなんと約2分に1組となっています。
また、「いびきが原因」という点に関しては、私自身も過去に経験があります。
過去にいびきが原因で付き合っていた女性にフラれたことがあるので、この結果に対してとくに驚きはないのです。
※睡眠が妨げられるって精神的にも肉体的にもキツいですからね。
しかし、私のように恋人間の問題であれば「別れて終わり」ですが、結婚後となると子供や自分の将来などを考えたらカンタンな話ではないですよね。
それに、ベストな解決策は離婚よりも旦那さんのいびきが治る、もしくは抑えられて夫婦関係が元通りになることではないでしょうか?
※「もうそんな段階じゃないわよ!」という方は離婚サポートなどで法律のプロを紹介してもらうのが良いかもしれません……。
もちろん結婚生活を続けることがお互いにとって必ずしもベストな選択肢とは言い切れませんが、もしここで紹介するアドバイスが「復縁」というひとつの幸せの道に繋がればと思いこの記事を書きました。
いびきを治そうとしない人にも2パターンある
離婚を考えるほどに旦那さまのいびきに悩んできているのですから、おそらく今までいろんな努力をしてこられたでしょう。
- 耳栓をして寝る
- 仕方なく寝室を別室にする
- 「なんとかして欲しい」と相談する
- いびき解消に役立ちそうな情報を伝える
- 「お願いだから何とかして!」と懇願する
など、挙げればキリがないのではないでしょうか?
ところが、そんなあなたの気持ちも裏腹に真剣に考える気配すら見せない旦那さま。
その自己中心的な姿勢に嫌気がさしてしまうのも致し方ないと思います。
しかし、旦那さまがそんな姿勢でいることにも何かしらの理由があると思いませんか?
そして、その姿勢には大きく分けて2パターンがあり、パターンによっては伝え方を少し工夫するだけで旦那さまの行動が変わる可能性もあるのです。
そこで、まずはあなたの旦那さまがどちらのパターンなのかをチェックしてみましょう。
1. 自覚(悪気)があるパターン
まず最初は「自覚や悪意がある人」です。
離婚を考えるまで事態が悪化している場合はこのパターンである可能性は少ないと思いますが、こういう人は多いです。
このタイプの人はいびきを治すための方法論を知らないだけなので、“いびき解消グッズ”や“いびきサプリ”を教えてあげると良いでしょう。
とくにグッズで紹介している「ナステント」はかなりの効果があるのでオススメです。
いびきを治した私が効果のあった5つを厳選! いびき防止グッズランキング
こちらでは実際にナステント利用者の方のアンケート回答を見ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
下記はいびきサプリの選び方とランキングです。
アンチサプリ派の私が選ぶオススメ“いびきサプリ”ランキングトップ3
2. 開き直りパターン
2つ目のパターンは「開き直りパターン」です。
おそらくあなたの旦那さまはこちらのパターンではないでしょうか。
しかし、この「開き直り」にも細かく分けて3つのタイプがあることを知っておきましょう。
その3タイプとは、
- 自覚が足りないだけタイプ
- 個人攻撃で心を閉ざしてしまったタイプ
- (今は)あなたが何をしても無駄タイプ
です。
3は見るからに絶望感が強いですが、それぞれのタイプについての説明とタイプに合った対処法を解説していきたいと思います。
タイプ別に見る対処法とは?
1. 自覚が足りないだけタイプの対処法
このタイプはもっとも考え方や習慣を改善できる可能性がある人です。
「自分がいびきをかくことは知っており、治したい気持ちもあるが、そもそも自分がどれくらいの“音量”や“頻度”でかいているのか理解できていない人」がこれに当たります。
私も昔はそうでしたが、いびきは睡眠中の無意識状態の出来事なので自分ではまったく状況が分かりません。
また、この開き直っている人は基本的にご都合主義の人が多いため、「いびきがうるさい」と言われても、時間や音量などが分からないのでどこか他人事に考えてしまいます。
その人の心の声を聞くとおそらくこんな感じでしょう。
- 横向きのときはいびきをかいてないんじゃないか?
- お酒を飲んでなければ大丈夫なんじゃないか?
- いびきをかいていたのは一時的なんじゃないか?
と、完全に自分に都合の良い解釈をしてしまいがちで、現実を直視しようとしていません。
そんなタイプの人にはスマホアプリを使っていびきを録音して聞かせてあげるのが良いでしょう。
※録音アプリは無料でも使える「いびきラボ」がオススメです。iPhone版とAndroid版があります。
また、動画を撮影して見せてあげるのも良いかもしれません。
つまり旦那さんの耳や目で自分を客観的に知ってもらうことによって自覚を促していくという方法です。
ただ、その際の「伝え方」には十分注意しないと2のタイプになってしまう危険性がありますので、次のタイプの説明もよく読んでおいてください。
2. 個人攻撃で心を閉ざしているタイプの対処法
2つ目はあなたの言葉で「個人攻撃された」だと思い込んで心を閉ざしてしまっているタイプです。
詳しくは↓の記事で書きましたが、男性は本能的に「相手に勝ちたい(負けたくない)」や「主導権を握りたい」と思っている生き物です。
もしかするとあなたも旦那さまにこんな伝え方をされていないでしょうか?
ちょっとは痩せようとか思わないわけ!?
あなたが言っていることは正論ですし、その気持ちは痛いほど分かります。
ただ、男性はこのような言い方をされると本能的に「俺を攻撃してきやがった! 負けてたまるか!」と捉え、訳の分からない理論で応戦してくるのです。
別にかきたくていびきをかいてる訳じゃないんだからしょうがないだろ!
じゃあ、お前が俺の代わりに働いて稼いで来てくれるっていうのか!?
こうなるともう最悪です……。
これだと旦那さまは耳をシャットアウトしてしまうどころか、あなたを傷つけることで優位に立とうとするため、夫婦関係はどんどん泥沼化していくことになります。
では、どうしたら上手く伝えることができるのでしょうか?
それはこんな名言にヒントが隠されています。
愛とは、お互いに向き合うことではなく、共に同じ方向を見つめることである
これはフランスの作家、操縦士だったアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリという人が遺した言葉です。
「伝え方が上手い人」というのはこれを活用し、直接攻撃ではなく“別の課題”を提示しながら伝えようとするのです。
そうすると男性は自分を攻撃や否定された気がしないので、前向きに考えてもらいやすくなります。
例えば伝え方としてはこんな感じでしょうか。
あなたが病気になったら私はもちろん子供たちが不安になるから一度病院で診てもらわない?
このいびきだと社員旅行とかで周りの人もあなたも嫌な想いをしちゃうかもしれないから、今のうちに対策しようよ!
これはあくまでも例ですが、このように何か“別の課題”について話し合うようにすることで旦那さまが思い通りに動いてくれるかもしれません。
正直恥ずかしいけど一度病院へ行ってみるか!
まずはいびき対策グッズから試してみようかな!
こんな風に気持ちが変化してくれたら最高ですね。
そしてもちろんこの会話法は夫婦で話し合いをするときはすべて活用できる方法ですので、あなたが上手く旦那さまを誘導してあげてくださいね。
3. (今は)あなたが何をしても無駄タイプ
そして最後は絶望感タップリですが、「あなたが何をしても無駄」なタイプです。
このタイプの人は、いくらあなたが何をしようが言おうが考え方が変わる可能性は限りなくゼロに近いでしょう。
奥さんに家出されたり、不慮の事故や病気になってやっと気づく男性もいますが、家出はまだしも事故や病気なんて割に合わなさすぎますよね。
この場合は“ほぼ”諦めるしかないのですが、“ほぼ”としたのは「あなたが何をしても無駄」なのであって「他の人なら変えられる可能性は残っている」ということです。
以下の記事でも紹介しましたが、男性は「心から尊敬する先輩」のような“自分より立場が上の人”からの言葉を素直に聞き入れやすい傾向にあります。
また、他にも「お医者さん」や「プロのトレーナー」といった権威のある人からの言葉も聞き入れやすい傾向にあるため、最後の賭けだと思って病院に行ってくれるよう訴えてみても良いかもしれません。
それでも無理なら……これ以上のことは私の方からは言えませんが、家族全員の幸せを考えた上でベストな選択をしていただければと思います。
旦那さんがいびきを治す気になったら試したい7つの対策
先ほど紹介した「ナステント」のようなグッズを使えばいびきは抑えられますが、それでは根本的な解決にはなりません。
本当は「ナステントを使わなくても快眠できる身体」を手に入れることが一番です。
そこで、もしもあなたの旦那さまが「いびきを治すために頑張るぞ!」という気持ちになった時の対策をご紹介したいと思います。
ただし、いびきの原因は複数あるため、次の7つの中で当てはまるものはできるだけ漏れなくケアしていくことが大切になってきます。
1. 肥満の人
まずいちばん多い原因の「肥満」ですが、これはもう痩せるしかありません。
ただ、安易に「痩せるために食べない」「痩せるために無理な運動をする」という考えは長続きしません。
まずは「ダイエットの成功率がグンと上がる! 痩せる&太るメカニズムを知ることからはじめよう!」のような基礎知識を身につけてもらうことから始めましょう。
また、ダイエットの成功はライフスタイルを変化させることが一番の近道です。
「あなたがダイエットで失敗し続けるのは「ダイエット」の語源を知らないから」で書いたようなライフスタイルを変化させるダイエットを夫婦で一緒に取り入れると成功確率は一気に上がるはずです。
なお、「そこまで太っていないから関係ないか……」と安心してはいけません。
実は見た目は太っていないのにいびきをかく人はたくさんいます。
詳しい理由は「いびきを治すために知っておきたい!ダイエットで「首」が痩せる順番は?」を読んでいただきたいのですが、首まわりに脂肪がつくといびきをかきやすくなるからです。
どちらにしても、無理をして急激に体重を落とす必要はありませんので、半年くらいを目安に日本肥満学会が推奨する「体重を3kg落とし、ウエストサイズを3cm減らす」を目標とすると良いでしょう。
日本肥満学会ではこれを「サンサン運動」と名付けて肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の対策のために推奨しています。
2. 口呼吸になっている人
続いては呼吸方法についてです。
いびきをかく人のほとんどが「口呼吸」をしていると言われています。
では、「口呼吸」とは何でしょうか?
その説明に入る前に以下の質問に答えてみてください。
- 気付いたら口が開いていることがよくある
- 口を閉じると、あごに梅干し状のふくらみとシワができる
- 下唇がはれぼったく、突き出ている
- 食べる時にクチャクチャ音が立つ
- 朝起きた時に喉がヒリヒリする
- 口の中がよく乾く
- 唇がよく乾く
- 口臭が強い
- たばこを吸っている
これらの質問にYESが1つでもあればあなたは「口呼吸」かもしれません。
そして口呼吸はいびきの原因としては肥満と同じくらい治すべき習慣です。
口呼吸の治し方は「いびきや病気の原因である口呼吸を簡単に鼻呼吸に治す3つの方法」で詳しくまとめていますのでそちらをご覧ください。
3. 舌の筋力が低下している人
歳を取って来ると太りやすくなるのと同時に全身の筋力が落ちてきます。
そして舌の筋力も低下してしまいます。
その結果、寝ている時に舌の位置が下がり、上気道が狭くなっていびきをかきやすくなるため、「いびきと一緒にほうれい線&たるみも解消! 表情筋を鍛える5つのメソッド」を参考にして「舌の筋肉」と「表情筋」を鍛えるようにしましょう。
4. 鼻づまりしている人
鼻づまりもいびきの原因の1つです。
鼻づまりをすると鼻呼吸ができず、口呼吸になりやすいからです。
例えば花粉症の人が花粉が多い時期にいびきをかきやすくなるのもこのためなんですね。
鼻づまりの原因は複数あり、人によって対処法が異なるため、専門医に相談するようにしましょう。
5. 姿勢が悪い(猫背)の人
一見いびきとは関係のないように思える姿勢ですが、実は大いに関係があります。
例えば腰痛持ちの人はいびきをかく人が多いことをご存知でしょうか?
腰痛は姿勢が悪い影響で骨格が歪み、腰に負担が掛かっているケースが多く、姿勢が悪いと口呼吸になりやすいため、結果的にいびきをかく身体になってしまうという訳です。
また、猫背の人は口呼吸する人が多いという特徴もあります。
ただし、猫背の治し方を勘違いしている人も多いので、本気で改善したいのであれば「猫背を姿勢矯正ベルトや筋トレでは治せないたった1つの理由」を読んでおいてください。
6. 扁桃腺肥大の人
扁桃腺肥大とは文字通り「扁桃腺が大きく膨らんでいる」ことです。
実は扁桃腺肥大は子供がなりやすい症状なのです。
なぜかと言うと扁桃腺は口や鼻から入ってくるウィルスをブロックする役割を持っているため、免疫機能が未熟な子供は扁桃腺を大きくすることでウィルスを侵入を防ごうとするからです。
そして扁桃腺の大きさは6歳くらいでピークを迎え、そこから徐々に小さくなっていきますが、場合によっては大人になっても小さくならない場合があります。
例えば幼少期に扁桃腺が頻繁に炎症を起こした場合や遺伝や体質など理由は様々です。
これは手術によって切除できるので、まずは病院で検査してもらいましょう。
7. お酒を飲む人
最後にお酒もいびきに繋がる要因の1つです。
旦那さまを観察していると、お酒を飲んだ日は必ずいびきをかいている、またはいびきが酷くなっているという事はありませんか?
この理由については「なぜお酒を飲むといびきをかくの?アルコールとの関係と8つの対処法」をお読みいただければと思います。
まとめ
今回は「旦那さまのいびき」が原因で離婚を検討中の女性に向けて、私が考える「離婚する前にできること」をご紹介しました。
冒頭でも書きましたが、必ずしも夫婦関係を続けることが常に良い選択とは限りません。
ただ、あなたが「自分は生涯この人と寄り添って生きていくんだ!」と心に決めた相手であることは間違いないはずです。
お互いが合意さえできていれば離婚することで解決することがたくさんあると思いますが、お互いの個人攻撃ではなく「家族の将来」を真剣に話し合う機会が作れれば、これまでとは違った道が見えてくるかもしれません。
「それでもダメだ!」という時は離婚サポートなどであなたに合った法律のプロを紹介してもらうのが一番の解決策と考えた方が良いかもしれませんね……。
ただ、あなたの旦那さまがこれから病気リスクを抱えたまま生きていくことは間違いありません。
どんな選択をされるにせよ、あなたと旦那さま両者にとっての幸せを心より願っております。
少しはこっちの身にもなってくれない!?