前回「メンタリストDaiGoに学ぶ“夫がすすんで”ダイエットしたくなる方法① 〜男性脳と女性脳の違いを知ろう編〜」をお届けしました 。
第2回となる今回のテーマは「夫のやる気に火をつける」です。
自分のやる気をコントロールするのは難しいですが、自分以外の人をやる気にさせるのってもっと難しいですよね。
とくに旦那さんが日中忙しく働いているのであれば「せめて休日くらい家でゆっくりさせてよ」と思うのも仕方がないのかもしれません。
それでも自意識が高い人やナルシストタイプの人であれば多忙な中でも時間を作って体型を維持しようとするでしょう。
ですが、この記事を読まれているということはおそらくあなたの旦那さまはそういうタイプではないですよね?笑
しかし安心してください。
そんな自分の意思でダイエットをしようとせず、あなたが何度言ってもダイエットしようとしない人でも変わることができるのです。
これは断言できます。
人は変わることに対する恐怖や変わる過程での努力をしたくないだけで、誰でも変わりたいと思っているし変われるんです。
結局は変わるキッカケがないだけなんですよね。
でも、「キッカケを作る」と言われても実際にどうやって作れば良いか分かりませんよね?
そこで今回もメンタリストDaiGoさんの「男女脳戦略」のノウハウと、私が知人女性にアドバイスし、彼女の旦那さんを自主的に3ヶ月で10kg以上ダイエットさえることに成功した経験を交えて方法例を紹介したいと思います。
ちなみにこのシリーズは以下の3テップとなっています。
- メンタリストDaiGoに学ぶ“夫がすすんで”ダイエットしたくなる方法① 〜男性脳と女性脳の違いを知ろう編〜
- メンタリストDaiGoに学ぶ“夫がすすんで”ダイエットしたくなる方法② 〜夫のやる気に火をつけよう編〜 ← イマココ
- メンタリストDaiGoに学ぶ“夫がすすんで”ダイエットしたくなる方法③ 〜自宅で1ヶ月! ライザップで確実に痩せる編〜
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それでは早速本題に入っていきましょう。
男性脳が欲しいのは“第三者の評価”
ごくごく当たりまえの話ですが、料理をするときにコンロの火が勝手につくことってないですよね?
スイッチを回すことで火がつくはずです。
これと同じで人間もスイッチが回さなければ“やる気の火”はつきません。
では、どうすれば男性のスイッチを回すことができるのでしょうか?
それを知るヒントがメンタリストDaiGoさんの「男女脳戦略」にはたくさん書かれていますよ。
カンタンに説明すると人間には男性脳と女性脳の人がいて(性別が男性で女性脳の人、その逆もいます)、それぞれ考え方や価値観がまったく違うため、上手くコミュニケーションを取るためにはかけるべき言葉や取るべき行動も変わってくるというものです。
ちなみに男性脳の人の特徴のポイントだけまとめるとこんな感じです。
- 競争心が強いので
- いつも主導権を握りたがる
- そのくせ自分の評価が気になりがちで
- 論理的に考えるのが得意だけど
- ひとつのことしかできない
いかがでしょう? あなたの旦那さまは当てはまっていたでしょうか?
ちなみに前回の記事ではこの辺りの細かい解説や男性脳かどうかチェックするための方法も紹介していますので、気になる方は一度チェックしてみてください。
さて、これらを見ればあなたが何回「ダイエットしなよ!」と言っても旦那さまの火がつかない理由も見えてこないでしょうか?
なぜなら「ダイエットしなよ!」と言われることで旦那さんは主導権が自分ではなくあなたにあるように感じているからです。
それにもしかすると上から見下された敗北感のような気分まで味わっているかもしれません。
そうすると男性は「従いたくない」という意識がはたらくのでまともに話も聞いてもらえなくなるのがオチなのです。
だって考えてみてください。
従うのが嫌いな男性が毎日会社で嫌な上司や理不尽な会社の制度に従って生きてるんです。
それが家庭でも従わされたら心を閉ざしてしまうのも仕方がないんです……。
※男性を代表してのメッセージです(笑)
また、男性脳は競争心を持っているため、ついついカッとして「そんなこと言ってお前は家のこともロクにできないじゃないか!」のようなことを言ってしまいがちです。
そうなったら結果は……カンタンに想像できますよね?
なので、これだけは覚えておいてください。
男性脳とは「自分で決めたことをやって勝負に勝ち、周りの人たちから評価されたい」と思っている生き物なのです。
つまり、逆を返せばこの気持ちを上手く満たしてあげることがポイントになります。
そこで私がオススメしたいのが「第三者の評価」を使う方法です。
男性脳と女性脳では“褒められたい相手”が違う?
男性だけでなく女性でも第三者から褒められたら嬉しいですよね。
ただ、男性脳と女性脳では“褒められたい相手”が違います。
女性脳の人は「友だちや同僚から褒められると嬉しい」という人が多いと思います。
ところが男性脳の人は違います。
男性脳は「競争心」があるため、友だちや同僚から褒められても嬉しさはMAXになりません。
むしろ友だちや同僚より優位に立てるような人から褒めらるのが最高に嬉しいのです。
そしてそれはどんな人かというと次の2つのタイプです。
1. “女性”からの褒め言葉
まずひとつめは「女性」です。
男性は女性が考えている以上に単純な生き物です。
なので「あの子お前のこと気に入ってるらしいぞ」と言われると、その日からその子のことを意識しはじめ、すぐに好きになってしまいます(笑)
※昔は私もよくありました ^^;
これを活用しない手はないでしょう。
なので、例えば「◯◯ちゃんとお茶してたら△△(夫の名前)のこと褒めてたよ」というようなことを言ってみてください。
きっと旦那さんは「え? なになに!? 何で急に!? てか、俺のどこがっ!?」とニヤニヤしながら聞き返してくるはずです(笑)
こう言われて喜ばない男性はまずいないですからね(笑)
例えばこれをもう少し発展させれば「◯◯ちゃんが“△△(夫の名前)ってもう少し痩せて服装変えたら俳優の□□みたいになりそう”って言ってたよ」みたいな形で伝えれば完璧です(笑)
ポイントは痩せるだけでなく、痩せたあとの輝かしい世界(俺も俳優の□□みたいになれる!?)をイメージさせてあげることです。
男性は具体的な目標が見えはじめると達成するための方法論を考えだしますからね。
この辺りは論理的に考えられる男性ならではです。
また、もうひとつ重要なのはそこであなたが「いや、ムリムリ! あの人が(俳優の)□□になれるわけないじゃん!」と、否定したというエピソードにしないこと。
これではせっかく上がった旦那さんのテンションも台無しです。
少年の心を持つ男性には夢を見続けさせてあげましょう ^^
もちろんこれらの話は実話であることが望ましいですが、目標は旦那さんのダイエットの成功なので多少の脚色はアリだと思います。
※脚色しすぎてフィクションの世界にならないようにご注意ください ^^;
私も知人女性にこのアドバイスをしたところ、本当に私が言ったような反応が旦那さんから返ってきたそうでとても驚いていました(笑)
そういう話を小刻みに入れていくことで旦那さんの意識を少しずつ高めていったのです。
ということで、まず最初のステップは「女性からの評価」を上手く使って男性脳の気持ちを満たしてあげてください。
2. “立場が上の人”からの褒め言葉
そしてもうひとつが「旦那さんより立場が上の人」からの褒め言葉です。
ただし、「立場が上」というのは単純に年齢や年収、社会的地位が上であればOKというわけではないので注意が必要です。
先ほど説明したように、男性脳の人は基本的に競争心が強くて主導権を自分が握りたいと思っています。
さらに自分の評価を気にしがちです。
なので、たとえ年齢や年収、社会的地位が上の人であっても初対面の人や心を許していない人に“自分の弱み”を見せることは嫌います。
弱みを見せると相手に負けたと感じ、主導権が相手に渡ってしまうので、自分の評価が下がると感じるからなんですね。
なのでベストは「旦那さんが尊敬している人」になります。
尊敬している人、つまり自分の弱さを見せれるほど心を許している人の言葉であれば驚くほど聞き分けが良いのも男性脳の特徴です。
また、その人から評価されると「マジ!? 俺ってやっぱりイケてる!?」という勘違……ではなくて自信に繋がります。
そのプライドを上手く満たしてあげるのがポイントです。
もし旦那さんが尊敬する人と繋がりがあるのであれば、「◯◯さんが“△△(夫の名前)は本当にデキる男だ!”って褒めてたよ」というのはとても効果的です。
また、その人とあなたが繋がっていない場合が多いと思うので、そのときは逆に“立場が下からの褒め言葉”という手もあります。
例えば旦那さんより年下で、かつ旦那さんが「コイツが同い年だったらちょっと焦るかも」と感じるような人がオススメです。
例えばそういう人から「“△△(夫の名前)さんってめっちゃ仕事できそうだよね”って言ってたよ」というような話を伝えるのも効果的でしょう。
例えば日本ハムの大谷くんから「尊敬しています」って言われたらかなり鼻高々ですよね?笑
その心理をうま〜く突くと良いでしょう。
本人から言ってもらえれば一番効果的!
また、第三者からの評価はあなたから伝えても効果的ですが、さらに本人から直接旦那さんに伝えてもらえれば絶大な効果を発揮します。
私の場合は旦那さん(前職時代の後輩)の奥さん(同じく前職時代の後輩)からアドバイスを頼まれました。
なので、ふたりとも顔見知りで、旦那さんが私のことを一応尊敬してくれていたのは大きかったと思います。
ただ、彼が私より尊敬していたのは当時の私の上司にあたる人だったため、その上司にもこっそり事情を説明して協力してもらいました。
そして、3人で飲みにいった席で「“デキる男”は体を鍛えている」「正しく痩せれば仕事はもちろんプライベートも“充実する”」など、彼がその気になるようなキーワードをたくさん出してもらいました。
ただ、それだけではまだスイッチは入り切りません。
そこで上司が追い打ちをかけるように「お前はできるのにもったいないなぁ。何で体を鍛えないのか不思議なくらい。それだけで人生だいぶ変わるぞ!」という強烈な一言をプレゼントしてくれました。
そこで彼も「本当ですか! じゃあ、僕も頑張ってみます!」と意気込んでいました。
せっかくついた火を消さない方法とは?
これでめでたく彼もダイエットをして体も鍛え、ムキムキな体を手に……と話がトントン拍子で進まないのが人間です(笑)
なぜなら飲んだ席でいくらやる気になっても翌朝になればいつも通りの生活に逆戻りだからです。
「ダイエット? 何それ? そんなことよりラーメン食べたい」
みたいな感じです(笑)
そこで大切なのは熱が冷めない内に次の手を打つことです。
ここでも効果的な2つの方法をご紹介いたします。
1. 相手が過去に言った言葉を引用する
人間の心理効果に「過去に自分が言った何気ない言葉を覚えてくれている相手に、人は好意を持ちやすい」というものがあります。
これは何となくイメージしやすくないですか?
たとえば女性脳の人であれば男性から突然「はい、プレゼント。これ前に欲しいって言ってたでしょ?」なんてプレゼントをもらったら嬉しいですよね?
これを男性脳バージョンで活用するんです。
これまでも説明したように男性脳の人はプライドが高いので、そのプライドを上手く満たしてあげると良いでしょう。
例えばこんな感じです。
「前に△△(夫の名前)が「何かするときは事前にちゃんと調べたほうが良い」って言ってたのを思い出して私なりに調べてみたの。そしたらやっぱり“糖質制限ダイエット”が良さそうなんだけど難しいからよく分からなくって(笑) ちょっと見てみてくれない?」
このポイントは2つあって、
- 相手が過去に言ったセリフを引用していること
- 最終的に男性に意見を求めていること
こういう伝え方をすると男性は「しょうがないなぁ。どれどれ見てやるか」という気持ちになりやすいので、すすんで調べてくれるのです。
2. ライザップの無料カウンセリングを活用する
これは彼の奥さんと次の手を考えていたところ、彼女が出してくれた面白いアイデアです。
彼女が旦那さんのやる気の火をさらに燃え上がらせるために考えた作戦は「RIZAP(ライザップ)の無料カウンセリングの活用です。
このアイデアを聞いたとき「うわっ、この子は賢いなぁ!」と感心しました。
どういうことかと言うと、TVCMでもすっかりお馴染みのライザップですが普通に申し込むと30万円以上かかるのは有名な話ですよね?
でも、最初のカウンセリングって無料なんです。
さらに60分間というたっぷりの時間を使ってヒアリングやプロによるトレーニングや食事についてのプラン提案、そして200万円以上するタニタの体組成計で体重や体脂肪など今の体の状態を計ってもらえるのです。
つまり彼女はこの無料カウンセリングに夫を連れていって“やる気の火”をつけようと考えたんですね。
「だって私が言うより第三者の人に言ってもらった方が効果的なんですよね? じゃあ、プロのトレーナーさんに言ってもらった方が良いのかなと思ったんです」
と、奥さん。
うーん、なんという策士(笑)
完全に男性脳の人の動かし方を心得ていますね ^^;
でも旦那さんを無料カウンセリングへ行く気にさせるのが難しいなと感じたので、どうするつもりか聞いてみると、
「1ヶ月くらい前から私も筋トレとか食事に興味が湧いてきたので調べていたんです。それで無料カウンセリングで食事についても聞けるみたいだったので「私は食事について聞いてみたい」と言ったんです。で、さらに「ライザップってどう思う? 93%以上がリバウンドなしって書いてるけど怪しくない? 一緒に着いてきて本当かどうか△△(夫の名前)が見極めてくれない?」のような誘い方をしたらその気になってくれました」
とのことでした。
これも男性脳の「優位に立ちたい」「頼られたい」「データ好き」といったヒントから自分で考えたんだそうです(笑)
ただ、私はちょっと焦りました。
なぜなら私のアドバイスがキッカケで彼らが30万円以上のお金を払うことになるかもしれないからです(笑)
そこで彼女に「もしカウンセリングに行って旦那さんがライザップに申し込むって言い出したらヤバくない? 近所のジムとかに行くっていう手もあると思うよ?」と言うと、「その場合はお小遣いを減らせば良いだけなので(笑)」とサラッと答えてくれました(笑)
うーん、女性って男より断然男前ですよねぇ ^^;
そして結論から言えばこの作戦が見事に的中し、カウンセリングで的確なアドバイスをもらった旦那さんはすっかりその気になり、ダイエットと筋トレを始めることを決意したそうです。
また、奥さんがかなり食事に対して知識がついたので2人で協力し合ってできそうなのでということでライザップの本申込はしなかったようです。
もちろんライザップに申し込めばさらに効果は出たと思いますが、30万円以上の出費をさせずに済んだのでちょっとホッとしました(笑)
まとめ
さて、今回は前回の「メンタリストDaiGoに学ぶ“夫がすすんで”ダイエットしたくなる方法① 〜男性脳と女性脳の違いを知ろう編〜」に引き続き、男性脳の旦那さんのやる気に火をつける方法をご紹介しました。
ポイントとなるのは旦那さんのプライドを満たしてあげつつ、常に第三者の評価を活用してモチベーションを高めていくことです。
また、RIZAP(ライザップ)の無料カウンセリングなどに行くときは「一緒に行って確かめて欲しい」というように旦那さんを優位な立場にしてあげるのもポイントですね。
男性脳の人はプロのトレーナーさん(しかも女性なら最高)から褒められて、体づくりのメリットや方法を論理的に理解できれば、後は自分で進める人が多いのも特徴です。
炎と一緒で一度火がつけば水でもかけない限り消えることはないですからね。
そこであなたがすべきことは炎が大きく燃え上がるようなサポートをすることです。
いよいよ、次回は本気になった旦那さんが取り入れたトレーニング方法をご紹介したいと思います。
実は私も彼に刺激され、近々このトレーニングで冬場に食べすぎて出てしまったお腹を凹ませようと思ってます(笑)
それでは次回もお楽しみに。
- メンタリストDaiGoに学ぶ“夫がすすんで”ダイエットしたくなる方法① 〜男性脳と女性脳の違いを知ろう編〜
- メンタリストDaiGoに学ぶ“夫がすすんで”ダイエットしたくなる方法② 〜夫のやる気に火をつけよう編〜 ← イマココ
- メンタリストDaiGoに学ぶ“夫がすすんで”ダイエットしたくなる方法③ 〜自宅で1ヶ月! ライザップで確実に痩せる編〜
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