ファスティングダイエット初心者が絶対にやってはいけない7つのこと

「“ファスティング”って断食のことだから、ようは食べなければ良いんでしょ?」

ある日のこんな思いつきでファスティングダイエットに挑戦したら、痩せるどころか体調を崩してしまった……。

できればこんな経験はしたくないですよね?

最近は「ファスティングダイエット」が本当に人気です。

理由はダイエット効果の他にもデトックス効果や便秘解消、美肌効果や味覚改善など、心と体のクリアリングに繋がるためです。

さらに、クリアリングされることでストレスからも解放されるため、うまく取り入れればたくさんのメリットがあるのがファスティングダイエットです。

だからこそ、最初に「正しいやり方」を知っておきたいものですよね。

ファスティングダイエット系の広告を見ると、

  • ファスティングで10kg痩せました!
  • 芸能人の◯◯さんもやっている!
  • ダイエットにはファスティング!

のような言葉が踊っているため、その影響で「私もやってみようかな〜」と思っている人も多いと思います。

しかし、そこには「大切な注意点」がしっかりと書かれていないケースが多いのも事実です。

そこで今回は、これからファスティングに挑戦する方向けに、「ファスティングダイエットでやってはいけない7つのこと」をご紹介したいと思います。

ぜひ、ここで正しい知識を身につけてからファスティングダイエットに挑戦してみてくださいね。

食べなければ痩せるのは当然だけど……

基本的に私たち人間は、食べなければ痩せるようにできています。

なぜなら体重の増減は「摂取エネルギー(カロリー)」「消費エネルギー(カロリー)」のバランスで決まるからです。

とは言え、「痩せたい」という理由だけでずっと食事を摂らないわけにはいきませんよね?

それでは体調を崩し、病気になり、痩せるどころかやつれてしまいます……。

「食べ過ぎ」によって太ってしまっている人が日々の摂取エネルギーを減らして体重コントロールするのはとても良いことですが、摂取エネルギーをいきなり“ゼロ”にすることは絶対にやめましょう。

ファスティングダイエットは、あくまでも「一時的に断食をして、体の中をリセットし、痩せやすい(太りにくい)体を作るもの」です。

だからこそファスティングダイエットは、正しい知識を得て、正しい方法で行うようにしましょう。

ファスティングダイエットでやってはいけない7つのこと

ファスティングダイエットをする上で、やってはいけないことが7つあります。

それではひつとずつ見ていきましょう。

1. 準備期間もなく2日以上のファスティングをする

断食による健康被害のリスクがある以上、ファスティングをするときは初心者ほどきちんとした準備期間を作ることが重要です。

たとえば飛行機の着陸時をイメージしてください。

着陸するためにいきなり直角に落ちたりしないですよね?

そんなことをしたら気圧の急激な変化に耐えられず、飛行機に乗っている人たちも大変なことになってしまいます。

少しずつ高度を下げ、車輪を出し、そしてゆっくりと地面に着地するからこそ安全に着陸することができます。

それと同じでファスティングにも少しずつ断食に向かう準備期間というものが必要です。

この辺りの詳細を知りたい方は「正しい断食で体の中から美しく! ファスティングダイエットの基礎知識とやり方」を参考にしてください。

では、この準備期間ですが、実際どれくらい取れば良いのでしょうか?

ポイントとなるのは「ファスティング(断食)する日数」です。

ファスティングを1日するのであれば、準備は最低でも1日以上、2日以上のファスティングであれば、2日以上かけて体調を整えておきましょう。
※慣れるまではファスティングする期間のプラス1日を準備期間とすることをオススメします。

「思い立ったが吉日!」とばかりにその日からいきなりファスティングをはじめてしまう人がいますが、それは絶対にやめましょう。

いきなり断食をすると、体がビックリしてしまいます。

ファスティングは、体に負担がかかるものです。

ファスティングをしたせいで体調を崩してしまうのを避けるためにも、しっかりと準備をするようにしましょう。

2. いきなり本格的なファスティングをする

これは私たちだけに限らず、ダイエットをするほぼすべての人がどうしても求めてしまうものがあります。

それが「結果」です。

ファスティングダイエットで言えば「マイナス◯kg!!」という結果ですね。

だからこそ、初めてファスティングをする人ほど「一気に痩せたい!」と考えて無理をしてしまいがちです。

その意気込みは大切ですが、いきなり3日間といった本格的なファスティングをすることはやめましょう。

また、いっさい食べ物を食べず、飲み物も飲まないといったファスティングも危険です。

初めてファスティングするときは、しっかり準備期間を設けて、いつもの食事の質や量を見直すことから始めてみてください。

  • いつもより食事の量を少し減らして、腹六〜八分目くらいにする
  • 野菜や消化の良いメニューを中心に選ぶようにする
  • コンビニのお弁当をやめて自炊をしてみる

など、食生活を見直しながら準備をしましょう。

たとえば「夜7時以降は食べない・飲まない」など、数時間だけファスティングをするのもオススメです。

そして、体がファスティングに慣れてきたら、まずは1日だけファスティングをしてみましょう。

3. ファスティング中に激しい運動をする

「ファスティング中に運動をすればもっと痩せるはず!」と考え、激しい運動をしてしまう人がいますが、これはNGです。

ファスティング中は、体がエネルギー不足になっている状態です。

その状態で激しい運動をすると、低血糖などを引き起こす危険性があります。

軽い散歩くらいであれば良いですが、汗をかくような激しい運動は避けましょう。

このことから、ファスティングに最適なのは外出予定のない休日です。

たとえば土日の予定をしっかり開けておき、土日をファスティング期として水〜金を準備期とするようなスケジュールが理想です。

4. 水分をまったく摂らない

「ファスティング=断食」だからと言って、水分まで断ってしまうのはとても危険です。

ファスティング中は意識して、こまめに水分補給をしましょう。

また、水分を補給するときは、冷たすぎる飲み物・熱すぎる飲み物は避けましょう。

常温、もしくは人肌くらいの温度が理想です。

最近ではファスティング用のドリンクなども販売されているので、それを利用するのもおすすめです。

5. お酒を飲む・タバコを吸う

空きっ腹でお酒を飲んで、悪酔いしたり体調を崩したことがある人は多いと思います。

これは胃が空っぽの状態なので、入ってきたアルコールを急いで吸収してしまうからなんですね。

当たりまえですが、ファスティング中は空腹状態が続くことになります。

その状態でお酒を飲むと、体調を崩してしまいます。

ファスティング中の飲酒は避けるようにしましょう。

また、喫煙も体に負担がかかります。

ファスティング中はもちろん、ファスティング中以外でも、節酒・節煙(できれば禁煙)に努めることが大切です。

6. 通院している・持病があるのに医師に事前相談しない

持病があったり、通院している人(日常的に服用している薬がある人など)は必ず医師に相談してからファスティングをするようにしましょう。

繰り返しになりますが、ファスティングダイエットは体に負担がかかるダイエット方法です。

通院・服薬をしている人は、必ず医師に相談して、医師の指示に従うようにしてください。

また、ファスティング中に体調が悪くなった際は、無理にファスティングを続けず、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。

7. 回復期に消化の悪いものを食べる

断食を終えて、少しずつ普通の食生活に戻す期間のことを「回復期」と言います。

回復期の食事メニューのポイントとなるのは、「消化の良いものを食べること」です。

逆に油っこいものや繊維質のものなどを食べてしまうと、胃腸がびっくりしてしまいます。

断食後は開放感からどうしても美味しいものを食べたくなると思いますが、そこはグッと我慢して、おかゆなど胃腸に優しいものから口にするようにしましょう。

まとめ

さて、今回はいま流行りのファスティングダイエットで「初心者が絶対にやってはいけない7つのこと」をご紹介しました。

ファスティングで大切なのは「準備からファスティング、そして回復までをひとつずつ丁寧に行うこと」です。

ファスティング経験が豊富な人や治療のためにファスティングを取り入れている人ほど、乱暴なファスティングにならないよう気を配っているものです。

また、本来のファスティングは痩せるためのものではなく、あくまでも心と体をクリアリングすることが目的です。

痩せることだけを目的にしてしまうと、どうしても体重の増減ばかりが気になってストレスを感じてしまいがちです。

「ファスティングにトライしてみたい!」という気持ちは素晴らしいことですが、良いファスティング効果を得るためにも、まずは正しいやり方と注意点をしっかりと抑えておきましょう!

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