ハワイ好きの女性には有機野菜の宅配サービス「オイシックス」を教えない方がいいかもしれない

「散財」

これほど興味深い言葉も珍しいのではないだろうか。

その興味深さは、「散財」という言葉を辞書で引いてみるとよく分かる。

さん‐ざい【散財】

[名](スル)不必要なことに金銭をつかうこと。また、いろいろなことで金銭を多く費やすこと。「訪問先に散財をかける」「予定外に散財してしまった」
出典:コトバンク

と書かれている。

「不必要なこと」にお金を使うのだから、本来はネガティブ要素満載であるべきこの言葉を、不思議なことに私たちはポジティブな要素を込めて使いがちだ。

例えば、

「昨日買い物行ったんだけど思いのほか買いすぎて散財しちゃってさ〜」

という何気ない会話。

ここには「散財した後悔」よりも「それだけ楽しい一日を過ごした」というハッピーな側面の方が色濃く見える。

また、

「今月はマジで飲み会ばっかりでさぁ。かなり散財してる(笑)」

という言葉にも同じことが言える。

つまり、人間はどこかで「思いっきり無駄遣いしたい!」という願望を持っており、その無駄こそが「生きていく上での“心のゆとり”を担保している」とも言えるのだろう。

そして個人的な見解だが、「散財の聖地」とも呼べる場所がハワイのワイキキストリートではないかと思っている。

あなたはあの世にも恐ろしい場所を訪れたことがあるだろうか?

もしあなたが「散財なんて死んでもしたくない」と思っているのであれば、ぜひ行かないことをオススメする。

高い航空券を払って長時間フライトし、現地は物価が高いので食事もショッピングもとにかくお金がかかる。
為替の状況にもよるが安いのは免税店くらいで、そこで気を許したら数万円〜数十万円などカンタンに消えていく。
キレイな海を眺めるだけならタダだが、そればかりを続けることもできないので、結局は散財の道へと引き戻される。
レストラン、ショッピング、ホテル、バー、アクティビティ……散財させるためのトラップが山ほどあるのだ。

それなのにどういうことだろう。
日本へ帰国した人は口を揃えて「最高に楽しかった」と言うし、さらには「また絶対に行きたい」とまで言う。
「さんざん散財した」のに、それを「最高」と讃え、あろうことかまた「散財したい」と言い出すのだ。

これはある意味で危険な中毒症状とも言えるかもしれない。
いや、もしかしたらアメリカ政府の陰謀なんじゃないだろうか。

これが数年前までの私の考え方である。
そう。私が初めてハワイへ訪れる前の話だ。

私が初めてハワイを訪れたのは数年前。

しかし、私の妻は独身時代に家族や友人と10回近くハワイへ行っていた。
私と付き合っている期間にも友だちと2回もハワイへ行っていたほどの「ハワイ好き」だ。

そして帰国する度に先ほどの「散財」「最高」「また行きたい」の3つの言葉を言うのである。

そこでいつも私は彼女に聞いた。

「ハワイの何がそんなに良いの?」

ごくありきたりな質問だ。

私は「海が超絶キレイだから」とか「観光名所がいっぱいあって」とか「街並みが素敵で」といった絶対的な答えを求めていた。
おそらくこれが男性脳というやつなのだろう。

ところが彼女から返ってきたのは「う〜ん、何だろう? 全部?」とまさかの逆質問だったのだ。
おそらくこれが女性脳というやつなのだろう。

ところが、これは女性だけの思考ではなかったようだ。
ハワイに行ったことのある男性の友人に聞いてもまったく同じことを言うのである。

「コレッ! っていうのは難しいけど、すべてが楽しい」

この世の中にこんなにも曖昧なことがあって良いのだろうか?

しかし、男性脳の友人がこういうくらいなので、とうとうアメリカ政府の陰謀論が現実味を帯びてきた。
ホノルル空港では何らかの薬を飲まされるに違いない。

そしてついに自分がハワイへ行く機会が訪れた。

旅行先がハワイになった理由をカンタンに説明しておこう。
私たちは旅行が趣味のひとつなので、よく日常会話で「次はどこへ行く?」という話をする。
もちろん、そんなに頻繁に旅行できるわけではないので、基本的には「お互いが訪れたことのない場所」を中心に考える。

この会話のメリットは完全に妄想の世界なので、ひとまずお金のことは気にせず好き勝手にアイデア出しができることだ。

「イタリア行きたいなぁ。クロアチアもいいね、街全体が世界遺産なんだってさ。いつかモルディブでのんびり過ごしてみたいなぁ。あっ、ニューヨークも一度は行きたいね!」

といった感じである。

しかし、私がポツリと「いつかハワイも行ってみたいけどなぁ」と言ったその瞬間に妻の目が輝き出した。
そしてそこからはまさに一瞬の出来事で、いつの間にかハワイの航空券は確保されていたのである……。

それから出発日までの妻はスゴかった。
過去に何冊も買ったはずのハワイのガイドブックを新たに購入し、読みふけり、ネットで情報収集し、長谷川潤や梨花のInstagramをせっせと見る日々。

私の中ではハワイを旅行するよりも、「妻(人)をここまで熱中させる“ハワイのパワー”とは一体何なのか?」を確認したい気持ちの方が強かったのかもしれない。

そして実際にハワイで過ごした数日でそれが何なのかよく分かった。

たしかに「すべてがいい」のである。

これは「◯◯がいい!」とは一言では言い表せない良さだ。

青く澄んだキレイな海、ゆっくりと流れる時間、寄せては返す波の音、ココナッツの甘い香り、さわやかになびく風、ジャンルに富んだ美味しい食事、日本では見れないオシャレな店、ストレスとは無縁で自由気ままに過ごす人々。

たしかにこの空気感を言葉で伝えるのは難しい。
ようやく私にもみんなの気持ちが分かった瞬間だった。

そうすると不思議なことが起こる。
気分が常に高揚状態、しかも最高潮になるのである。

その状態でワイキキストリートを歩くとかなり危険だ。
なぜなら不思議なことに「目に入ってくるモノすべてが欲しくなる感覚」に襲われるからだ。

日本では「まぁ、買わなくても良いか」とガマンできていたものが、ワイキキでは「ココで出会うなんで運命なんじゃないだろうか?」と欲望むき出しのハチャメチャな思考になってしまう。

そして気づいたときにはしっかりと「散財している」のである。

アメリカ人は本当に賢い。
薬など飲ませなくても人間の金銭感覚を狂わせる方法を熟知していたのだ。

そしてすっかり私も「散財」「最高」「また行きたい」と周囲に熱弁することになったのは言うまでもない。

もしあなたがハワイ未経験者でハワイに興味を持ったのであれば、ぜひその知識を経験に変えてもらいたい。
きっとあなたの中でも私と似たような化学反応が起こるはずだ。

さて、そんないつもハワイに目を輝かせる私の妻が、日常生活で同じ目をする瞬間がある。

それが有機野菜の宅配サービス「Oisix(おいしっくす)」を利用しているときである。

私はここ1年以上、Oisix(おいしっくす)というサービスを利用している。

Oisixを知らない人のために説明しておくと、スマホやパソコンから野菜を中心に肉、魚、フルーツ、乳製品、米、パン、お酒など、ありとあらゆる食材を買うことができるサービスである。

それだけ聞くとどこにでもあるネット通販と変わらないが、Oisixは「いいものだけ」を取り揃えているのが特徴だ。

では、「いいもの」とは何なのか?

Oisixでは全国1,000以上の契約生産者がおり、旬の食材の多くを注文後に収穫して送ってくれるため、鮮度がバツグンに高い。

また、それらの食材は農薬や添加物は限りなくゼロで育てられており、放射能検査も行われているので安全・安心なのである。

有機野菜や無農薬、オーガニックや無添加といったキーワードが好きな人にはたまらないサービスだ。

ちなみに私がOisixを利用し始める前の話だが、私の古い友人がある養鶏場のスタッフと知り合いで、そこへ連れていってくれたことがあった。
すると実はそこが「Oisixや高級スーパーに出している」という養鶏場で、スタッフの人に話を聞くと、とても細やかな管理体制で質の高い卵を生産し続けていることを養鶏場を案内しながら話してくれた。

その姿勢と設備のスゴさに感心した私たちはその場で卵を買って帰り、自宅で妻と卵かけご飯にして食べてた。

すると「革命」が起こった。

これは我が家で後世まで語り継がれることになるであろう「卵革命」である。

ただご飯の上に卵を割って落とし、かき混ぜただけの料理なのに「自分は今、ミシュラン星付きの店にでもいるのだろうか?」と錯覚しそうになるくらい旨すぎるのだ。

すると、人間とは恐ろしいもので「一度上がった基準」はなかなか下げることができない。
その日からスーパーで卵を買うときも、いつもより高級な卵を買うようになってしまった。

そんな美味しい食材がOisixではありとあらゆるジャンルで用意されているのだから大変である。

そしてそんな誘惑が週に1回のペースでやってくる恐怖を想像してみてほしい。

Oisixには「おいしっくすくらぶ」という会員制度があり、そこに入会すると毎週食材の提案をしてくれるのだ。

これがまた巧妙なのだが、「おいしっくすくらぶ」は入会金や月額利用料なるものが一切かからない。
無料なのだ。

「無料ならいっか」

これが散財のはじまりであることに私たちは気づくことができなかった。

例えて言えば「東京ディズニーランドやディズニーシーの入場料が無料になり、各アトラクションが有料になったようなもの」だと思ってほしい。
入場した途端、文字通り「夢と魔法の王国」に引きずり込まれ、満面の笑みで散財していく自分が容易に想像できるのではないだろうか。

さらに大変なのは食べ物に限らず、この世の原理原則のひとつに「いいものは例外なく高い」ということがある。

Oisixもまさにそれで、近所のスーパーと比較しても2割ほどは高いだろう。

我が家では、もちろんすべての食材をOisixで買うなんてことはしていない。
なぜならそんなことをしていたら我が家のエンゲル係数がとんでもないことになってしまうからだ。

近所のスーパーや八百屋では手に入らなかったり、質に満足できない食材をOisixで買うイメージである。

それに、安心してほしい。
私たちは「買わない」という圧倒的な自由を手にしているからである。
毎週の提案をスキップすれば1円たりとも払う必要はないため、「理性さえあれば大丈夫だろう」と高をくくっていた。

そして毎週木曜日の夜になると、Oisixのアプリが新しい提案が届いたことを知らせてくれる。

その瞬間に妻の目を見るとあの目になっているのだ。

そう。ワイキキのときに見せるあの目である。

こうなってしまうと理性で止めるのは難しい。
なぜなら彼女の思考はすでに「買うかどうか」ではなく、「買うモノと、それを買う理由」を探し始めているからだ。

そしてさらに残念なことに目をキラキラさせているのは彼女だけではない。
私もワイキキよろしく、気分はすっかり高揚状態になっているのである。

「高い」と分かりながらも「子どもに安全な食べ物を」という大義名分を振りかざし、「自分が食べたいもの」をせっせとカートに追加している自分がいるのだ。

それに、Oisixは商品のネーミングが本当に絶妙なのだ。

これらはあくまでも一部だが、これを見たら一度試さずにはいられない気持ちも分かってもらえるのではないだろうか。

そして追い打ちをかけるように毎週こんな特集を打たれると、私たちの勢いは理性だけで止めることはもはや不可能だ。

有機野菜の宅配サービスはOisix以外にもある。
例えばNTTドコモグループ傘下で有機野菜宅配業界1位の「らでぃっしゅぼーや」や関東を中心とした一部のエリア限定だが生協の「宅配パルシステム」という選択肢もある。

単に「新鮮で美味しい食材を食べたい」ということであればどこを選んでも満足できるだろう。

しかし、私と妻はOisixが創るこの世界観に完全に引き込まれてしまっているのだ。
これは先の旅行で例えれば、「キレイな海を見るだけなら沖縄やプーケットでも良いけど、旅行全体の全体の満足度を考えるとやっぱりハワイがいい!」という感覚と似ていると言える。

そして気づいたときにはもう遅い。
必要な食材はもちろん、別に今買わなくても良い食材も買ってしっかりと「散財」しているのである。

ただ、これも不思議なことにハワイと同じあの現象が起こる。

「散財」したはずなのに、食材が家に届くときはいつでもワクワクするし、調理をしている妻は楽しげで、料理を食べたときの感動はいつだって最高な気分を味わえる。
また、子どもが野菜を美味しそうに食べている姿を見るのは親としては嬉しい限りだ。

そして食事を終えた頃にはこう思っているのである。

「また頼もう」

こう考えるとハワイの方が物理的な距離があり、仕事も休む必要があるため、「行かない」という選択肢を取りやすい。

しかし、Oisixでは「買わない」という選択をするのがかなり難しい。
なぜならOisixにはすでに私たちのスマホの中にまで入り込まれてしまっているからだ。
これは正直かなり危険な状態と言えるだろう。

そして私のようにOisixの魅力に引きずり込まれてしまった人たちはすでに10万人を超えているらしい。

試しにInstagramでOisixのハッシュタグを見れば、目をキラキラさせている人たちの投稿をたくさん見ることができる。

みずかさん(@xmizukax)がシェアした投稿

_MAI_さん(@__ma__i__)がシェアした投稿

MIASAさん(@mikuninnin)がシェアした投稿

kanaさん(@kana_t2m5)がシェアした投稿

tomokoさん(@tomo_1512)がシェアした投稿

この人たちもまた、「散財」「最高」「また買いたい」を実感している人たちなのである。

ここまで読んでもらえば、Oisixに一歩足を踏み入れてしまったときの危険性を十分に理解してもらえたのではないだろうか。

足を踏み入れたあとの自分をなんとなく想像できたのならば、軽い気持ちで足を踏み入れないことをオススメする。

「興味はあるけど理性があるから大丈夫」

あなたはこうお考えかもしれない。

しかし、Oisixはそんなあなたの心にスッと入り込んでしまう可能性すらある。
なぜならOisixは新規購入者限定で↓のような超お得なお試しセットなるものを用意しているからだ。


実は最近、妻の親にOisixの話をしたところ、えらく興味を持っていたため、お試しセットがあることを伝えるとすぐに申し込みをしていた。

そして次に会ったときには「Oisixの野菜すっごく美味しかった!」と感動しており、予想通り「おいしっくすくらぶ」にもしっかり入会していたのである。

それからというもの、私の妻は母とふたりで目をキラキラさせながらOisixの食材選びをしている。

私から見たその光景は、日本にいるのにまるで親子でワイキキストリートを歩いているかのようだ。

しかし、私はその光景を見るたびにこう思うのである。

「私の大切な家族を笑顔にしてくれてありがとう、Oisix」と。

Oisixが気になっている方へ

家族や友人をはじめ、読者の方々からもOisixの利用について質問を受ける機会が増えたため、過去に聞かれた質問や私が事前に知っておきたかった情報を中心に「デメリットは? 高くないの? 送料は? オイシックス歴1年以上の私がすべてお答えします」でまとめました。

気になっているという方はぜひ参考にしてみてください。

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